コミュニケーション能力と感情のコントロール
先日、著名な方の講演会がありましたので参加させていただきました
その方は最近はテレビに出るというよりもこうした講演会の方に力を入れていて、むしろその方が自分が目指していたものに近いといっていました
そういわれてみれば一時期に比べたら画面で見る機会は減ったなあ
(いやまてよ・・・そもそも僕はあまりテレビを観ないのであまり正確な意見ではないような気もしますがね)
それはさておき、この講演では相手の心を読み、うまくコミュニケーションをとるにはどうしたら良いのかというお話しを中心に聴かせていただきました
僕の場合仕事柄、今日が初めてお会いするという方も多くいらっしゃいます
人見知りな僕なので、結構緊張しながらお話しを進めていくんですが、お客様だってはじめのうちは緊張されているでしょうから少しでも早く打ち解ける方法があれば取り入れたいところです
しかしまあ、講演を聴けば聴くほど自分に足りない物も多かったですし、かみ合わせが悪くなってしまうことについても自分自身の行動が創り出しているんだという事に気が付きました
一気に全部教わった通りにやることはさすがに難しいですから、少しづつ取り入れていって自分のものにしたいと思います
そして講演の真ん中あたりから終盤にかけては自分自身の感情をコントロールする方法を教えてもらいました
行政書士試験の受験生だったころを思い出しながら聴いていましたが、もっと早くに聴いていればなあと思うことがありました
それは、行政書士試験当日、試験監督官の「始め!」という合図があって、問題冊子を開いた瞬間におきました
あまりの緊張から頭の中が真っ白になって、問題文が一文字も読めない事態に陥ってしまったんです
今でも鮮明に覚えていますね
それと同時に「ああ今年はもう終わった…」と思ってしまいました
なんと表現したらよいのかよくわかりませんが、とにかく文字を読もうとしても脳がシャットアウトしてる感じでしたね
たぶんそのためにはじめの5分くらいは無駄にしたと思います
こんな状況でしたが、周りからは問題冊子をめくる音や、マークシートへ記入するときの音や消しゴムで何かを消しているような音が聞こえ、まさに戦場でした
次第に焦り始めてきましたが、本格的に集中できたかなと思えたのは試験開始から20分くらいは経っていたと思います
答練や模擬試験のときはこんなことなかったんですが、やはり本試験ともなれば予期せぬ事態が起きるということですね
それだけその時の試験に人生をかけていたんだ…と言えば聞こえがいいでしょうか…
こうして初めからトラブルに見舞われてしまった僕ですが、なんとか落ち着きを取り戻し、無事合格することができました
で、この頭の中が真っ白になるとか、問題が難しすぎてダメだと思ってしまうとかいろんな感情があるかと思いますが、こういうことに直面したときはこれまでは”落ち着け”と言い聞かせてみたり、”ここまでこんなに頑張ってきたんだから大丈夫”と言い聞かせたりしていました
まずは気持ちから良い方向に持っていくことが実力を発揮するには一番かと思ていましたので
でもそれはちょっと違うようですね
ではこんなときどうしたらいいのでしょうか
それは、「問題冊子を一旦裏返して、余白部分か何かに今の不安に感じていること、思っていることをすらすらと書き出すこと」だそうです
ホントに?と思うところもありましたが、詳しい説明を聴いて納得しました
ざっくりですが、緊張しているイコール過度のストレスイコール頭の中が真っ白になるという流れだそうで、そのストレスを軽減するために自分を励ます言葉を思っても、それで緊張がほぐれるというよりはできない自分にイラ立ち、ストレスを増やしてしまうことになります
それを今度は、その時不安に思っていることを書きだしたとしたらどうでしょうか
「合格できなかったらどうしよう」とか「問題が解けないのは自分だけ」とか・・・とにかく書きまくると良いそうです
すると、人間の脳は、一度言葉にして書き出してしまうと頭の中で考えていることが抜け出てストレスが軽減されるようになっているそうです
まあ完全にストレスが解消するということではありませんが、今より少しでも良い精神状態になれればそれに越したことはないですよね
そうやって不安を書き出すことを数分使ってもう一度問題を見て見ると・・・不思議と今度はスムーズに進めていけるそうです
あ!これはあくまで研究上のことですから、本番だけ違う行動をとるのはかえって逆効果だと思いますので注意してくださいね
いつも通りが一番良いと僕は思いますので
実はこれ、日々のストレスを溜めすぎないためにも有効なようなのでどちらかというと僕としてはそちらで実践してみたいと思いました
一日仕事をして、不安や複雑な思いになることが良くあります
僕はそれでよく体調を崩していました
ストレスをためすぎないために不安なことを紙に書き出してみる…案外効果的かもしれません
ちょっと続けてみようかな
そして最後に講演で、その方が毎日10~20冊の本を読んでいるという話を聞きました
これこそ真似できないですが、本を読むということはとてもよいことなので、見習って毎朝30分くらい自宅で読書をすることにしました
これがまた性に合っているのか続いていて、そろそろ日課になるんじゃないかなと思います
明日はいよいよ行政書士試験の日ですね
頑張ってください!!
ではまた・・・